睡眠時無呼吸症候群といびきの関係

怖いいびき 睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、その字が示す通り「睡眠時において、低呼吸、もしくは無呼吸になる状態が起きること」です。

 

大きな特徴として、無呼吸時に苦しそうで大きないびきをかく症状がありますが、本人にはその意識はなく、むしろ朝になったらすっきりと熟睡できたとすら感じている患者も少なくありません。
従って、夜間一人で就寝する人が無呼吸症に気づくケースは非常に低いのが現状です。

 

しかし、日中、特に夕方になると突然猛烈な眠気を感じ、場合によっては無意識のうちに睡眠状態に陥る状態が多発します。
一時期、運転手が睡眠時無呼吸症候群が原因による居眠りによって自動車の事故や鉄道の緊急停止などが多発したことにより、この病気の存在が一気に明らかになりました。

 

主な原因としては、肥満によって舌根周りが重くなることによって、睡眠時に舌根沈下(舌根によって気道が封鎖されること)を起こし、正常な呼吸を行えなくなることが指摘されています。
また、日本人においてはその体型と比較して睡眠時無呼吸症候群の発生割合が高いと言われていますが、理由の一つとして顎周りの骨組みが小さいため、気道閉鎖が起こりやすいとも言われています。

 

現在、睡眠時無呼吸症候群の根本的な治療法はなく、基本的には対症療法となります。

 

まずは一般内科や呼吸器科で症状を伝えた後、睡眠時につけるホルダーを使うことによって呼吸量のモニタリングを行います。
場合によっては大学病院等の入院によって症状を確認できるような施設が紹介され、そこに検査入院すること呼吸状態や脳波などを調べます。

 

検査入院の場合は4万円ほど費用がかかりますが、一般的な保険に加入していれば、疾病として扱われるため保険金が支払われます。

 

検査の結果、睡眠時無呼吸症候群の傾向が見られれば、睡眠時に口に装着し、呼吸低下時に与圧する装置(CPAP)を使うことで呼吸の補助を行います。
この装置は利用時の呼吸データをリアルタイムで記録し、そのデータをSDカードやUSBメモリに保存し、基本的に月一回の定期受診時に持参することによって、医師がデータを確認し治療の方針を決定します。
また、最新の機種では通信装置が備わっているため、データカードを持参する必要がない機種もあります。

 

基本的にCPAPはレンタルであり、毎月の受診で4000円相当のレンタル費用を支払うことになりますが、これは毎月受診を行う場合の措置であり、それができない場合は20万円程度の実費を払い自分で機器を管理することになります。

 

もう一つの治療方法は体重の減量です。
実際、肥満率と無呼吸状態には相関性があるため、体重を落とすことが推奨されています。

 

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